三宮店院長紹介

三宮店院長 緒方 克久

飯田鍼灸整骨院三宮店院長の願い

緒方院長

『皆さんこんにちは、飯田鍼灸整骨院三宮店の院長を務めております緒方と申します。
飯田鍼灸整骨院三宮店院長の私には、いつも心に抱いている願いがあります。
それは、『私の好きな人たちの全てを、死ぬまで元気に動ける身体になるようにする』事です。
私がそんな事を願うようになったのは、私の生い立ちがそうさせているのかも知れません。
私は、産まれた時に未熟児だった事以外は肉体的にほぼ何の苦労もなく育ちました。
大きな怪我も病気も経験がありません。
しかし、私の周囲は違っていました。

父は椎間板ヘルニアを患い、半年もの間入院生活を送りました。
母は慢性関節リウマチを患い、今では落ち着いていますが、それに至るまでは痛みと闘いながら苦しむ姿を日々見てきました。
姉も、いつごろからか股関節の痛みに襲われるようになり、何度も入院しています。

そんな家族をずっとそばで見てきたからでしょうか、私は『健康』というものがどれだけありがたいものかを理解する事が出来ます。
それがどれだけ崩れやすくて不確かなものかも、理解する事が出来ます。
誰だって、可能ならば死ぬ直前まで『自分の足で行きたいところに行き、自分の手でやりたい事をやり、自分の口で話す』という状態でありたいと誰でも思っているはずです。
飯田鍼灸整骨院三宮店院長の私は、それを応援したいのです。
その為に日々色々な分野の事に興味を持ち、人々が元気に健康に生きるために必要な事を1つ1つ学習する事に傾倒しています。
そして飯田鍼灸整骨院三宮店の患者様との接触の中で自然と身についたのが、頸部矯正を始めとする治療技術の数々です。

あなたの願いは何でしょうか?
可能な限り、あなたの力になります。
飯田鍼灸整骨院三宮店で、お待ちしております。』

よろしくお願いいたします。

三宮店 緒方 克久

三宮店の骨盤矯正

骨盤を構成する骨、筋肉

骨盤は様々な骨と筋肉が関与して一つのユニットを形成しています。
骨盤は、左右一対の寛骨(かんこつ)と仙骨(せんこつ)、尾骨で構成されています。
これらの骨はいずれも成長とともに癒合するので個数が変わります。
寛骨は腸骨と坐骨と恥骨が17歳ごろに一つにまとまり、1個の寛骨となります。
仙骨は5個の仙椎が癒合して一個の仙骨となります。
尾骨は3~6個の尾椎が癒合して尾骨となります。
このように左右の寛骨、仙骨、尾骨で囲まれた空間を骨盤腔といいます。
骨盤腔の中にある臓器は骨盤内臓と呼ばれ、膀胱、子宮、直腸などがあります。

寛骨と仙骨の間の関節は仙腸関節(せんちょうかんせつ)と呼ばれています。
骨盤の前方は左右の恥骨が恥骨結合で繋がっています。
この恥骨結合は軟骨でつながっており、女性が出産する際にはこの部分が開くことで、骨盤が広がり赤ちゃんの通り道である産道が確保されます。
骨盤は上は腰椎、下は股関節と連結しており、上半身と下半身をつなげる重要な役割があります。
骨盤から上の部分は腰椎、胸椎、頸椎と呼ばれる脊柱が体幹部を形成しています。
この脊柱は一本の棒のような作りではなく、椎骨(ついこつ)という小さなブロック状の骨と椎間板(ついかんばん)と呼ばれる柔軟性と弾力性に富んだ軟骨組織で形成されています。
スポーツなどで椎間部に負担がかかると、軟骨組織である椎間板が破たんすることがあります。
破たんした椎間板から内部のゼラチン組織がはみ出して神経を圧迫すると、下肢に痛みやしびれが生じ椎間板ヘルニアが発症します。
骨盤の男女差を比較してみると、女性の方が骨盤腔が広くなっています。
恥骨下角は女性が80~90%で広く、男性が60~70%と狭くなっています。
仙骨の構造は女性の方が幅が広くなっています。
腸骨翼の傾きは女性の方が垂直に近い状態となります。
このように女性は出産の際には、もともと骨盤が広いうえに仙腸関節や恥骨結合が開くことで産道を確保しています。
ただしそのことが骨盤の安定性を著しく低下させる要因となっているのです。
骨盤に関係する筋肉は腹筋、背部の筋、下肢帯の筋、下肢の筋があります。
骨盤に関与する腹筋には、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋、腰方形筋があります。
腹直筋は体幹を前屈させる作用があります。
外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋は体幹を前屈、回旋、側屈させることと、腹圧を高め体幹部を安定させる作用があります。
腰方形筋は片側だけが収縮すれば側屈、両側が同時に収縮すれば腰部の後屈の作用があります。
背部の筋には広背筋と脊柱起立筋があります。
広背筋は腸骨や腰椎、胸椎から起始し上腕骨に停止する大きな三角形の筋肉です。
上腕骨を内転させる作用があります。
この広背筋が発達すると、腋窩の後壁をつくり水泳選手の様な逆三角形の体型を形作ります。
脊柱起立筋は特殊な筋肉で、大小さまざまな筋肉が集まって働いています。
簡単に分類すると脊柱に近い部分から棘筋、最長筋、腸肋筋に分割できます。
最長筋、腸肋筋は腸骨稜、腰椎、仙骨から共同に起こり、停止部は腱に分かれて肋骨から後頭部にまで及んでいます。
文字通り人間が二足歩行できるのも体幹部をきちんと伸ばすことができるからで、座っている時も立っている時も姿勢を維持するために働いています。
脊柱起立筋は日常生活での使用頻度が高いため持久力が求められる筋肉です。
そのため、遅筋繊維の比率が高いことが特徴の一つです。
下肢帯の筋には骨盤の内壁から起こる内寛骨筋と、殿部にある外寛骨筋とに区別されます。
内寛骨筋は腸腰筋と呼ばれ、腸骨筋、大腰筋、小腰筋の3つの筋肉を総称したもので、主に股関節を屈曲させる働きがあります。
下肢を固定すると上半身を前屈させる作用があります。
腹腔臓器の後ろにあるので深腹筋とも呼ばれています。
腸腰筋はハムストリングスの拮抗筋です。

外寛骨筋には大殿筋、中殿筋、大腿筋膜張筋、梨状筋などがあります。
大殿筋は腸骨、仙骨、尾骨から起こり、大腿骨の殿筋粗面に停止します。
股関節を伸展する主力筋で、殿部に膨らみを作っています。
中殿筋は大殿筋の下層にあり大腿の外転の作用があります。
大腿筋膜張筋は上前腸骨棘から起こり、腸脛靭帯に移行し脛骨上端まで達しています。
股関節は屈曲、外転作用があり、膝関節には伸展の作用があります。
梨状筋は外旋六筋の一つで文字通り股関節を外旋させる働きがあります。
この梨状筋が過緊張を起こすと梨状筋症候群となり坐骨神経痛を引き起こす可能性があります。
下肢の筋には、大腿の伸筋群、内転筋群、ハムストリングスがあります。
大腿の伸筋群には縫工筋と大腿四頭筋があります。
縫工筋は大腿前面の最浅層にあり、腸骨の上前腸骨棘から脛骨粗面につく細長い筋肉です。
縫工筋の作用は複雑で大腿の屈曲、外転、外旋、下腿の屈曲、内旋を行います。大腿四頭筋は大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋の四頭からなり停止部は膝蓋靭帯となり脛骨粗面に付着して、膝関節伸展の主要筋として働きます。
内転筋群は恥骨筋、短内転筋、長内転筋、大内転筋、薄筋の5つの筋肉を総称したものです。
両脚を閉じる筋肉で、身体の重心を内側に引き寄せ安定させる筋肉です。
ハムストリングスは太ももの裏側にあり、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋を総称したものです。
大腿二頭筋は長い筋肉の「長頭」と短い筋肉の「短頭」の二つの頭を持った筋肉(二頭筋)です
長頭は起始が坐骨結節で停止が腓骨頭です。
のように股関節と膝関節をまたいだ二関節筋になっています。
作用は股関節の伸展と膝関節の屈曲に関与しています。
短頭は起始が大腿骨から始まり、停止が腓骨頭につきます。
短頭は単関節筋です。
作用は膝関節を屈曲させます。
半腱様筋は大腿部後面の内側を構成していて半膜様筋の表層にある筋肉です。
起始が坐骨結節で停止が脛骨内側面まで伸びています。
半膜様筋は半腱様筋の深層にある筋肉で、起始が坐骨結節で停止が脛骨の内側顆になります。
このように骨盤を形成する骨、筋肉は多数存在し、それらが関節を作り様々な運動を可能にしています。